RubiClock銅板オプション付き、オプションのクロック専用ケーブル使用
横浜のS様より
ルビ・クロック完成し、試聴いたしました。以下にレポートいたします。
1 組立てキットについて
ケースの加工精度は良いと思いました。回路に関しては、シールド付トランス、ネジ式電解コンなど、電源部がしっかりしているという印象でした。気になったことは、LED用の4芯線の色が違っていたこと(これは実質的には問題なしです)、クロックのロックのLEDの色がパワーと同じ赤色(これは愛嬌でしょう)だったことです。配線(ハンダ付け)よりは、各パーツの取付の方が時間がかかりました。配線確認後、ワードクロックの出力をオシロで確認しましたが、きれいな波形が出ていました。
2 音について
小生のシステムは、HPの少し古いデスクトップに、WINDOWS7、再生はfoobarを使用。foobarにはaedioさんの3チャンネルのデバイダープラグインをいれて、LynxのAES16で3チャンネルのバランス出力を3台のDAC(MSBの古いタイプ)につないでいます。一聴したところ、大きな差はありませんでした。そこでルビクロックを大地アースに落とし、慎重に比較した所、バイオリンなどの弦楽器の音の重心が少し下がり、耳障りな音が出なくなることが確認できました。しかしながら、現時点では(エージング効果があるか分かりませんが)それほど、大きな差ではありません。生録のソースも聞きましたが、より実際の音に近づくようです。
3 総評
Lynxは一般的に音の評価が高いようですが,やはり、かなりレベルが高いことが確認できました。今回の結果から、ルビクロックはメーカー品のように100万円を越えるのであれば、コストパーフォーマンスの点から導入の価値はないと判断しています。タキオンさんの中古モジュールを使用したリーズナブルなコストのものであれば、Lynxの場合は少しですが、確実に音が改善するようなので、導入する価値はあると考えています。
以上ご報告いたします。
|