2012.07.14
ただいま、chiaki氏開発によるSDメモリ・トランスポートの製作・販売を検討中です。
市販のSDメモリプレイヤーは使い勝手が良く手軽に使えるメディアですが、MP3などの音楽を手軽に再生するには便利なものの、デジタル出力が出なかったり、WAVファイルでも44.1k以上のサンプリングファイルが再生できなかったりと、オーディオマニアにはいろいろ不満が多い製品です。SDTrans384は、手軽で使い勝手の良いSDメモリを使いながらオーディオマニアが欲しい機能を詰め込んだSDメモリ・トランスポートです。SDメモリに記録したWAVとDSD形式の音楽ファイルを高精度なデジタルで出力します。デジタル出力のみで、アナログ出力はありません。高精度なデジタル信号はへたな1チップD/Aコンバータを使ったのではせっかくの良い音が悪くなってしまいます。高精度なデジタル信号は本格的なD/Aコンバータを通して再生すべきという観点からデジタル出力だけになっています。
SDTrans384を試聴した結果、市販の高級CDトランスポートと同等かそれ以上の音質を持っていることがわかりました。高級CDトランスポートの代わりとしても十分使用できます。
SDTrans384はPCMだけでなくDSD音源も再生できます。PCM形式(WAVファイル)のデジタル信号はBNC端子から出力されます。また、HDMI端子も装備しており、ここからはPCMとDSD信号が出力可能です。
SDTrans384完成基板はそのままでも使用でき、自作のケースなどに入れて自分だけのSDメモリトランスポートを作るのにも使えます。持ち運びや取扱いを簡単にするため、ケース入りのSDTrans384の製作も検討中です。
■仕様
外部インターフェース
S/P-DIF : BNCコネクタによる75Ω同軸出力
(PCMモード、サンプリングレート192kHz以下の場合のみ対応)
I2S : MCLK, DCLK (64 fs), LRCK, SDAT (I2SとDSDはインターフェースを共用)
3.3V CMOSレベル出力、LVDS出力、PS-Audio相当
DSD : MCLK, DCLK, DSDR, DSDL
3.3V CMOSレベル出力、LVDS出力、PS-Audio相当のインターフェースを流用
I2C : SCL, SDA (I2SとDSDはインターフェースを共用)
対応RIFF WAVファイル
サンプリングレート… 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192, 352.8, 384 kHz
ワードサイズ … 8, 16, 24, 32 bit (全て整数。32bit浮動小数点はサポート外)
対応DSDIFFファイル
サンプリングレート… 2.8MHz (DSD64), 5.6MHz (DSD128), 11.3MHz(DSD256)
対応メモリカード
SD (miniSD, microSDはアダプタ併用にて対応) 〜 2 GBまで
SDHC (microSDHCはアダプタ併用にて対応) 〜 32 GBまで
対応ファイルシステム
FAT16
FAT32
電源
5.0V±5%、0.5A
寸法
縦100mm × 横160mm × 厚さ36mm (コネクタ突起部含まず) ■製品
SDTrans384(完成基板のみ) \49,800(税込)
SDTrans384(ケース入) \69,800(税込) (検討中)
■取扱説明書
準備中
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