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No.1089  新ヒューズ試聴:その2(かなり長文)  2002/7/5 23:12
名前 Xinn  メール先 xinn@mx2.et.tiki.ne.jp
Xinnです。皆様こんばんわ。
その1から続きます。

その後、新ヒューズにて、いろんなCDを聴いてみました。
だんだん音がこなれてきたみたいですが、
やはり、高域は特徴的ですね。

表現しにくいのですが、線の太い高域、という感じでしょうか。
初めて経験する音です。

そのせいか、メタル系などは、凄い音の塊がドワー!!と出てきて、
各音の分離などはもう2の次、という感じのものもあったりします。
逆に、生録ものや、音数の比較的少ないものは、
生き生きと鳴るように思います。
非常に魅力的な音ですが、
私の感覚だと、ちょっとソースを選ぶかな?という気がします。

で、次にいよいよサブゼロ処理の物を差し込んでみます・・・。
心配していた導通も1発で出て、一安心。

さて、アンプラグドをかけます・・・
・・・・こ、これは・・・。

全然音が違う・・・。
中域が厚く、とても優しい音です。
低音、高音が若干少なく、とても落ち着いています。
逆に、躍動感や鮮度には欠けるような印象ですね。
音の立ち上がりが若干弱い、ような・・・。
サブゼロ処理無しの音に慣れた耳には、
やや物足りなさを感じます。

次に、イメージズ&ワーズをかけてみます。
・・・う〜ん、なるほど。
非常に間接音が多いですね。
音像がややぼんやりとしていますが、とても美しい音です。
巧く作られた音という感じがしますね。
う〜ん、これがサブゼロ処理独特の音なのかな?

他のソースも聴いてみましたが、
こちらはソースを選ばない感じですね。
どんなものでも、そつなく鳴らしてしまう。
でも、ちょっとつまらないかも・・・。
さて、エージングでどう変わってくるか・・・。

・・・という事で、2日ほど経過しました。
で、現在、アンプラグドを再び聴いているのですが、
音はやっぱり変化しました。
大きく変わった感じはしないですが、
非常に音場感が良いですね。
ホログラフィーの様に音像が浮かび上がり、
ふわっ、と音が広がります。
エージング前と比較すると、音が綺麗に整理されている様に聴こえます。
低音も結構出てくるようになりました。
高域はあくまで優しく、繊細ですが、綺麗に上まで伸びている印象ですね。

では、イメージズ&ワーズを聴いてみます。
・・・・やっぱり美音ですね。
特に、音の余韻の出具合が良いです。
ヘビメタでも、こういう美しさもありかな、と思わせる音です。
こう、グワッシグワッシと縦ノリさせる感じよりは、
あくまで音のハーモニーが美しく、
聴いていて安らぎを感じさせる音のように思います。

他のソースも聴いてみて、現在の印象をまとめると、
サブゼロ処理無し:高域が特徴的。勢いがあり、ノリが良い。
         どちらかというと硬く、太い音で、
         一部のソースはうるさく感じるかも。
         緊迫感があります。生録はこっちか?
サブゼロ処理した物:音の広がり、余韻が特徴的で、美しい音。
         決して柔らかい音ではないが、
         優しさ、安らぎを感じさせる音。 
         サブゼロ無しと比較試聴すると、若干ノリが悪く
         感じるかも。打ち込み系はこっちかも?

サブゼロ処理にて、音のキャラクターが全然変わるんですね。
驚きです。
これは、他の方の感想もぜひ聞いてみたいです。
違う装置で聴けば、両者ともまた違う表情を見せてくれるのでしょう。

さて、私はどちらを選ぶか、と聞かれたら・・・
今の所、サブゼロあり、の方かな?
音の感じはサブゼロ無しの方が好みに合っている気がしますが、
一部の物が聴きづらく思うのはちょっと辛い。
ただ、短期間での試聴ですから、更にエージングが進んで、
音の評価が変わっても全然おかしくないです。
音の傾向は違いますが、今の所、情報量・分解能のレベルはほぼ同じくらいかと。

また、生録よりも、メタルや打ち込み系などをよく聴く、
というのも一要因かも。
作られた美しさに魅かれるのかもしれません。
いや、人工的な高域は聴けない、という事か?
なんか、オーディオ道に逆行してる・・・(^^;;
あー、でもサブゼロ無しのノリの良さは捨てがたいんだよな・・・。
どうしたら良いですか?(笑)

以上
ではでは
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