No.1165 Re: 理想の音響空間とは :タイムドメイン社 Yoshii9の試聴のお勧め 2003/1/7 15:33 |
名前 松下 メール先 |
松下です。新年おめでとう御座います。そしてお返事有り難うございます。 >これは録音の方法にそもそも原因があるのではないか?と感じる事です。 >最近の録音は楽器ごとに部屋を分け個々に収録、それを加工ミキシングし >最終CDに録音が多いのかと思います。 この点についてですが、やはりそのことが問題となっていることは間違いない ようです。録音自体は無響室で行ってミキシング、ミックスダウンの過程を経て 作られるのですが、やはりここで色々複雑な問題が生じているように感じます。 (この辺りは現在調査中ですが、生演奏と異なることは間違いないようです) >今まで装置自身は十分再生できる能力を持っていたが、最後の空気を振動させる >変換機のスピーカが最大の難物でこれが、うまく制御できないが為に >いわゆる「良い音」とならないのでは? ここは非常に賛同できます。実際の生演奏のライブで空気の振動を感じるような 臨場感を得ましたが、これをCDで大体同様の音量に上げると、非常にうるさく感じ られました。これは聴覚上両者にどのような差が生じているのか調査してみたいと 思います。 >当然と言えばそうなんですが水に石を投げると波紋がでます >音もこの様に電波と同じく球体で広がってゆく、この事を >忠実に実現できれば 多分生演奏と同じか、判断できない所まで行けそうに >感じます。 ここがやはり鬼門に感じます。仮にオーケストラなどでは数十の音の発生ポイント があるのに対し、スピーカーは左右一つで、再現できるのだろうか?という点です。 実際コンサートホールなどの音場を再現する、いわゆる音場制御への研究が盛んに 行われてきましたが、最近になって音源ポイントにスピーカーを移動させ、発生する ポイント全てにスピーカーを置いて個別に再生する「音源再現システム」についての 研究もあるようです。 >>そこで皆様に伺いたいことは >>「理想の音響空間とは何か」です。つまり現実問題として空間による信号の変化は >>確実に起こるので、アンプの音がどのように耳に入ることが理想か、についての >>意見をお聞かせ下さい。 > >この事は部屋を含めての意味ですか? その通りです。といいますのも、現在私は音を1次元の関数と考え、 CD→トランスポート→DAC→アンプ→スピーカー→耳 の流れにおいて、それぞれ機器によって数式通りではなく実環境では誤差が含まれ、 それを数学モデルとしてあらわそうと考えております。 例としてスピーカーからの距離が1mと5m地点では同じ信号ではなく、 部屋の温度、湿度大きさや反響などの特性によって全く別に劣化した信号に なるのは明らかです。これを関数として考え、元信号xに対し y = x * S(部屋関数) のように表すことが可能ならば y に 1/S を畳み込むことで元の信号xを耳に 届かせることが可能なのでは?という仮定をしております。そこで疑問に思ったのは 「CDの信号がそのまま耳に届くことは理想か?」のことだったのです。 >また、「CDの信号がそのまま耳に届くことは理想か?」 >>についての意見も歓迎します。 >すこし範囲が広く意味がわかりません。 分かりにくくて申し訳ありませんでした。CDには0...255のディジタル信号が 羅列されており、標本化定理によって保証される範囲で元の信号の復元が可能です。 このディジタル信号を誤差無く変換したアナログ信号をそのまま耳に届かせる ことができるなら、素晴らしいと感じるのだろうか?という疑問点がありました。 つまりCD→耳の間には上に書いた様々な変換処理によって起きる信号劣化があり、 劣化を0にして耳に届かせれるならば、それは理想であるのか、ということです。 >回答、ヒントになったかわかりませんが 一度タイムドメイン社のYoshii9 >を試聴してみて下さい。 >ここにヒントがあると思います。 >詳細は >www.timedomain.co.jp にあります。 > >あくまで私が感じた事です。誤解のない様にお願いします。 貴重な意見を有り難うございました。現在少々まとまった時間が取れないので 時間が取れ次第試聴の依頼をしてみたいと思います。 |
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