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No.1205  Re: 旧5511の電源  2003/6/23 15:48
名前 永井  メール先
こんにちは、永井です。
>旧 AMP-5511 を有する者ですが,これの電源部を前段,出力段に分ける場合,IC とそれ以降,最終のFET とそれ以前,のいずれがベターでしょうか。また,IC,ドライバー段,最終FET の3段にわけることも可能でしょうか。その場合,パワーFET段の電圧のみは,50Vでなく36V位でもいいでしょうか。
>
一番良いのは、IC,ドライバー段,最終FET の3段にわけることです。
SATRI回路の動作点の安定度は、一般のアンプに比べると非常に良いのですが、電源の変動には少なからず影響を受けてしまいます。
ですから、予算に関係ないときは電源を分けてしまったほうがいいわけです。
ただし、電源のインピーダンスが低くなくてはその良さが発揮しませんので、できれば、定電圧電源を入れたほうが良いと思います。
ICとドライバー段は、分ける事に越した事はないです。
オリジナルでは、ICの電源は定電圧電源を使って電圧を落としていますが、このトランジスタの発熱量が大きいので、別電源にしたほうが寿命も延びるでしょう。
ただし、オリジナルのままでも、損失には、まだ、余裕がありますので、問題はありません。
ただし、IC,ドライバー段どちらにも、定電圧電源を入れて電源インピーダンスを低くした方がいいと思います。
出力段の電源電圧を低くしても良いと思いますが、出力段のドレイン電圧以上のドライブ電圧がかかりますので、出力段のFETの保護は考えた方がいいかもしれません。
なお、電源の変更で、バイアスが変わる可能性がありますので、再調整をしてください。
また、配線によっては高周波の発振を招きやすいので、100MHz以上の帯域のオシロスコープで、発振の有無を確認してください。
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