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No.1206  Re: 旧5511の電源  2003/6/23 19:04
名前 HIRO  メール先
返信有り難うございます。

質問は,新AMP-5511 MKII の前後段の電源分離に刺激されてのことですが,旧5511 を生かしてやりたいと思います。
しかし,各段を定電圧化するほどの技術力はありません。オリジナルは,一個のケミコンから,各段に供給しています。それで,ドライブ段と最終段のpower FET の電源インピーダンスはケミコンのインピーダンスそのものです。それで,大容量ケミコンを3個にして,各段に供給すれば,電源インピーダンスは同じですが,共通インピーダンスは減少し,各段のお互いの干渉に電源変動は激減するはずです。その程度なら実行できそうなので前回の質問になりました。プリント基板を切断し,各段に独立にケミコン(可能ならトランスも分けて)から供給することで効果はあるでしょうか。また,その程度のことでも発振することがあるでしょうか。

>一番良いのは、IC,ドライバー段,最終FET の3段にわけることです。
>SATRI回路の動作点の安定度は、一般のアンプに比べると非常に良いのですが、電源の変動には少なからず影響を受けてしまいます。
>ですから、予算に関係ないときは電源を分けてしまったほうがいいわけです。
>ただし、電源のインピーダンスが低くなくてはその良さが発揮しませんので、できれば、定電圧電源を入れたほうが良いと思います。
>ICとドライバー段は、分ける事に越した事はないです。
>オリジナルでは、ICの電源は定電圧電源を使って電圧を落としていますが、このトランジスタの発熱量が大きいので、別電源にしたほうが寿命も延びるでしょう。
>ただし、オリジナルのままでも、損失には、まだ、余裕がありますので、問題はありません。
>ただし、IC,ドライバー段どちらにも、定電圧電源を入れて電源インピーダンスを低くした方がいいと思います。
>出力段の電源電圧を低くしても良いと思いますが、出力段のドレイン電圧以上のドライブ電圧がかかりますので、出力段のFETの保護は考えた方がいいかもしれません。
>なお、電源の変更で、バイアスが変わる可能性がありますので、再調整をしてください。
>また、配線によっては高周波の発振を招きやすいので、100MHz以上の帯域のオシロスコープで、発振の有無を確認してください。
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