No.1207 Re: 旧5511の電源 2003/6/24 18:29 |
名前 永井 メール先 |
こんにちは、永井です。 > >質問は,新AMP-5511 MKII の前後段の電源分離に刺激されてのことですが,旧5511 を生かしてやりたいと思います。 5511MK2の電源分離は、音のためというよりも、旧5511では、SATRI−ICへの供給のための定電圧電源のトランジスタが発熱するので、その対策のためです。ここには定電圧電源があり、しかも、十分な電圧差があるので、SATRI−ICの電源変動は、電源分離しても大して変わらないと思います。 >しかし,各段を定電圧化するほどの技術力はありません。オリジナルは,一個のケミコンから,各段に供給しています。それで,ドライブ段と最終段のpower FET の電源インピーダンスはケミコンのインピーダンスそのものです。それで,大容量ケミコンを3個にして,各段に供給すれば,電源インピーダンスは同じですが,共通インピーダンスは減少し,各段のお互いの干渉に電源変動は激減するはずです。その程度なら実行できそうなので前回の質問になりました。プリント基板を切断し,各段に独立にケミコン(可能ならトランスも分けて)から供給することで効果はあるでしょうか。また,その程度のことでも発振することがあるでしょうか。 > 大型の大容量ケミコンを使われる場合は、そのインピーダンス特性、ESR、許容リップル電流をよく検討してください。同じ容量だと、小型の電解コンデンサを並列にした方が、はるかに、性能が良くなります。 それを踏まえての、電源分離だと効果があるでしょう。ただ、その検討も無しにやられた場合、効果があるとはいいがたいです。 それから、発振するかどうかは、回路だけではなく、配線技術や配置なども影響しますので、一概には言えません。 ただ、今まで、何台かのSATRI−ICを使って自作されたアンプが弊社に持ち込まれていますが、ほとんど例外なく、高周波の発振が見られました。 |
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