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No.1218  Re: 「再生システムにおける時間ひずみ」について  2003/8/24 23:08
名前 永井  メール先
こんばんは、永井です。

>この間、偶然に北陸先端大の宮原教授の「深い感性のテクノロジー研究会が目指すもの」、またその理論にできるだけ沿うように作成した「高品位音楽再生システム」という記事をみつけました。
>その中に「人間の耳は信じられないほど微妙なひずみを聞き分けている」と言う記事がありました。
>しかしながら、以前BPの永井氏の「SATRI誕生秘話」でも時間ひずみのことが書かれていることを思い出しました。
>これは、SATRI回路のような無帰還回路でもアース点、電源等の変動から再生回路に時間ひずみが起きると思うのですが、いかがでしょうか。

もちろん、そうです。
ですから、SATRIアンプでは、基板のインピーダンスを低くするためにメッシュのグランドプレーンなどを使用しています。
もちろん、それだけでは不完全です。
コストに糸目をつけなければ、AMP−5501みたいに110ミクロンの銅箔にテフロン基板、アースは10mm厚さの銅版という事もできますが、コストに制約がある場合は、そうも出来ません。
ハイエンド機には、物量投入をしますが、コストが限られている製品に対しては、回路的に動作点を固定したり、外乱の影響を受けにくくするとかの対策をしています。
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