『試聴屋』掲示板


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No.1222  Re: ここです!  2003/9/11 17:43
名前 TDMA  メール先
宮原教授の研究紹介はここのようです。
ご経歴では、NHKから北陸先端大学院、映像と音声の両方にご興味があるご様子です。  http:// www.jaist.ac.jp/ ~miya/ HIQNET.html
ジャンルは Eetra high quality sound: Systemの開発と基礎理論研究 と在ります。  論文は、電子通信学会「応用音響」‘98年の技報EA-98の17、20等で資料があれば検索は簡単です。ざっと眺めた範囲では、時間軸の伸び縮み(おそらくJitter?)が、ソースの高度な感性情報を損なうコト。具体的には雰囲気感、空気感が失われると指摘しています。 理論的には、ジッタの許容度は、振幅の16ビットと同等の寄与と考えると、0.35ns以下が必要とのコトですが、ここでの実験は 当時のCDPのレベルで数百nsのジッタ付き?での評価なのですが、定性的には今でも通用します。 今では、ハイエンドDACは24ビットが普通ですから、この1/128で3ps以下のジッタ制御が望まれます。 但しこれは、DACの入力PINで保障が必要ですから、原発のXtalだけ選んでも、周辺回路の電源ノイズがあれば位相が振れてダメです。
尤も基準時計作るならこんなノイズは平均化されて問題には成りませんがーー。

「クオリア」はソニー研究員の提起にI社長が乗ったらしいのですが、目標とする方向は同じみたいです。  脳に与える情報を途中で損なわずにそのまま伝達しようと言うのだと理解してます。
ソフトの介入については慎重さが必要で、意図的な色付けや加工が容易なだけに、脳の別の部分(前頭葉)を刺激してしまうと、余計な?主観や感情を誘起して話が別の世界に飛んでってしまいそうです。 ソース情報(音自体)が何も語らないのに、聞き手が勝手な想像を逞しくするのは、別の趣味の世界の入り口かも知れませんね。
一方、音楽家が、たとえSPやラジカセでも十分に芸術を享受?出来るのは 脳が基本的な訓練を受けているんでしょうかね。(南、東京芸大:EA-98-23)

勝手なコトを書きまして申し訳在りません。 適当に解釈して頂いて少しでも参考になればウレシイですがーー。(尚これ以上の詳細は宮原教授に直接どうぞ!)
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