『試聴屋』掲示板


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No.1225  Re: 「再生システムにおける時間ひずみ」についてSP  2003/9/12 16:01
名前 永井  メール先
こんにちは、永井です。 
>
> あれから快調に5511Kは稼動しています。ありがとうございました。
>
それは良かったです、安心しました。

>以下 自分なりに感じるのですが
>現在の技術ではまだまだ新しい原理の(点音源の?)スピーカが実現してませんが
>
> これら電気回路のあらゆる歪などよりも 入力及び出力の空気振動の変換ひずみが桁外れに大きい が為自然の音が出せないのではないか?と感じます。
>
これは、難しい問題です。
実は、空気をダイレクトに駆動するスピーカーも共同開発中ですが、振動板が無くても空気の質量と弾性はどうしようもないようです。
しかし、ダイヤモンドのように硬い音を出す事ができます。
このスピーカーに大きな可能性を感じていますが、それでも、完璧ではないかもしれません。

> このトランジュウ−サーが出来ないが為に仕方なくAmpの方でイコライジングしメーカの音色を色付けをし他との差別化をしている様に思われるのですが?
>(この為AmpとSPの相性が出来 又ここにその個人の好みの音色もありその組み合わせが出来る事がAUDIOの楽しみとなつている様にも思います。)
>
> 以前永井さんのおっしゃられていたAmp作りに試聴はしないで設計しているとあり
>その時はなぜ と思いましたがその意味がようやくわかりました。
>Ampで加工する必要はない 入力をそのまま出せば良いだけ。
>
そうですね、ですから、アンプの設計においては、あんまり音を聴かないほうが無難かもしれません。
特に、自分で録音していない音源では、下手すると判断を間違う事があります。

> それを 今まで
>タイムドメインのYoshii9を(5511Kで鳴らし)聴いていてその事がなんか分かつた様に感じるのです。
>
> 昔のレコードがすこし驚きの演奏として聴く事が出来たりします。
>これは多分入力マイクの振動板質量が小さが為加速度が大きいので過渡特性も高く
>歪みがすくなくなり現在でもこのレコードに刻まれた振動が綺麗に再生できるのでは
>と感じます。だから出力のSPさえ過渡特性の高い物が出来れば この入力が現在のままでもかなりの生演奏が出来るのではと思います。
>
> このYoshii9はなるほど どの演奏もパーフェクトと行きませんが特に音声・弦楽器・ピアノなど ソロ演奏では歪みの少ない生演奏に近い演奏が聴けます。
>
>又音の出方がモノラルレコードがモノラルとして聴こえないし生演奏再生の
>
> その為のヒントをYoshii9は奏でている様に感じるのですが。
>
> この不況のおりメーカもたかがSPにその開発の熱意も見えてきませんが
>電気信号の加工よりも更にそれだけ難しいことだと感じます。
>
>このごろこの事が分かった様に思えてなりません。(すみません かってにそう感じるのです)
>
>いかがでしょうか。ご意見など賜れれば幸いです。
>
この回答の一つとして、現在開発中の32面体エンクロジャーがあります。
球形に近いエンクロジャーは、時間的な悪さが少なく、非常にリアルな音を出してくれます。
この間、東京からミュージシャンの方がYoshii9を持参されたのですが、32面体スピーカーからの音には驚かれたようでした。

アンプの方も、動作点の完全な固定化や電源の見直しなどによって、まだまだよくなるとは思いますが、疑問なのは、世の中でどれくらいの人がそれを求めるかです。
この辺が、どんなものか、最近は悩んでいるところです。
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