No.1230 オーデイオ技術者の奮起を! 2003/9/18 14:23 |
名前 TDMA メール先 |
yeg、tkz、松下様掘り下げたご意見感謝します。 >現在の技術ではまだまだ新しい原理の(点音源の?)スピーカが実現してません が。 ここが一番遅れている分野なのでしょうね? 尤も個人的には、源音源がピアノやパイプオルガンの様に大きな面状?の場 合にも、果たして擬似点音源を理想とすべきかは疑問を持って居ります。複雑な三次 元音場解析を簡単化する目的で点音源を持ち出すのは手法としては賛成ですが。 >これら電気回路のあらゆる歪などよりも 入力及び出力の空気振動の変換ひずみ が桁外れに大きい が為自然の音が出せないのではないか?と感じます。 確かに同感です!その通りだと思います。 ただ私の頭の隅にある心配は、人間(を含めて動物?)は音場の周囲環境に非常に柔軟な適応(順応)が出来るようで、この適応フィルタを通して、音源の質と群遅延の差異を極めて鋭敏に識別すると言われています。つまり一体何モノがこちらに向かって来るのか?をリアルタイムに峻別するコトが種の維持に必須だからでしょう。 従って、空気振動とかの周囲音場に過度に拘ったり弄ったりするのは、折角自然に備 わったこの高度な聴覚メカニズムと相矛盾し、却って人間の感覚を惑わして違和感を生んでしまうのでは?と想像します。 人間はこの補正を通ったアトで(重要な)、音源の内容、質を判断するのですが、この段階では、(擬似)音源たる (SP)から出る音質、歪を厳密に分析するのだと考えています。 従って、5.1chなども、適当にDSPなぞで遅延など弄って「らしい」音を出すコト自体は簡単ですが、デ モ効果は別として、上記の自然な能力発揮に邪魔に成らないようにするのは簡単では 無いと思います。 >基本的ななぜそうなるのかと言う原理に至ってはまだまだ分からない!! プロ達ももうお手上げなんでしょうねーー。でもチョットお手上げは早すぎるのでは? 実は粘性を有する流体の三次元解析は、10年前からクルマボデイの開発には実用さ れていますし、例の潜水艦のスクリュー表面水泡から発する音波を殺す制御もとっくに実用?され、技術の実績は十分ですから、この様な解析はスーパーコンで本気に遣れば(多少費用は掛かっても)可能な筈です。ただ、この結果を人間の耳がどう聴くかという聴覚モデルが未踏 なんでしょうね? これから先は 立花隆の先端科学の領域なのかも? それより手近な工夫で実験して見る方が、ずっと安直で、今流の「費用対効果」が高い!のでしょうね。 但し、そんな小手先の改善だけでは この「何故?」は永久に判らず じまいです。 別に何でもビッグサイエンス化するのが良いとは限りませんがーー。 >この不況時どうしても とにかく早く結果を出さないとの事での現在がありーー ここまでのオーディオ不況ならば、却って抜本的な改革が遣り易いのも事 実では? しかし皆様ビジネス指向が強すぎて、遣る気が湧かない?のでは仕 方が無いでしょうが、お手軽小手先「クオリア?」では納得できないのも事実。 >でもこの測定器(耳)はもろく影響を受けやすく当然個人で異なりますが。 日本の乳児は、親の日本語を必死に拾ってるウチに、2.3年で、高周波(高調波: 子音)は聞えなくなるそうで、非常に順応性があります。 我々のロバの耳を集めただけでは期待薄ですね。 大いにオ−ディオ知らずの純音 楽家の訓練済みの耳を利用したいものです! >Yoshii9を聴いていて現在のイコライジングされていないAmpで有りさえすればかな りの所までーー、 私もそう思います。少なくとも源音源が点音源なら、環境も含めて再現してる訳です から。 しかし、実際の聴感覚では、随分違うようにも聴こえました。 私の勝手な解釈では、我々が(特に)演奏を聴く場合は、目的の音に集中しているので、あまり周辺の環境音は聞こえません(セミの声に集中すれば別でしょう がーー)。 一方yoshii9は拾った音すべて平等に復元する傾向なので、相対的に環 境音、間接音が多く聴こえるのでは?と思います。 演奏家は、自分の出すナマ音よ り?案外周囲音に方を気にしますから、yoshii9の音は彼等の感覚に合うのかも知れませ ん。 自分で音を出さない指揮者にとってどうか?が意外にポイントかも知れませんね。 私には、響きの良いホールの安い後方席での感じからどうも抜け出せませんでしたが、皆さんは如何でしたか?。 >(又ライブ録音と銘打った加工のしたCDでは定位がおかしく更に違和感がありま す。) デジタルミキシングしたCDなどには「Yoshii9」は手強い、良い意味で「天敵」ですね(笑? 現状技術での「最新!」は「最善」とは全く別の範疇ですから。 > 「ここには少なくても生演奏再生のヒントあります。」 と言っている様に感じるのですが。 まさにその通りですね! 個人的には、例えば由井先生に上記のHow(何故)の解明に挑戦して欲しいです。 個別の 十分条件をいち早く見つけるのも大事なことなんでしょうけれど。 >みなさん私の目の前のモヤモヤを吹き飛ばして下さい。ご感想をお願いします。 私なんぞ、目の前真っ暗、耳はもやもやと耳鳴りの連続です。 「技術」は目先のビジネスと結託するよりは、今後科学と協力してもっと完成度を 上げない限り、このままでは人間を惑わす「害」を与え続ける危険が一杯です。ポイ ントは我々ユーザの質の向上と正しい批判力に期待するしか無いのでは? ーーーー。これは私の反省でもありますが。 つまらないホンネ?をゴチャゴチャ書いて仕舞って冷や汗タラリです。 |
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