『試聴屋』掲示板


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No.1245  マスタークロック実験 (3)  2003/10/7 21:42
名前 試聴屋  メール先
送り出しの性能を上げるべく、さらにサンプルレートコンバーターを入れてみました。16bit 44.1kのS/PDIF信号を16/24bit 44.1k,48k,88.2k,96kの信号に変換することができます。サンプルレートコンバーターは内蔵クロックを持っていますが外部からマスタークロックを入れることもできます。これを使うとDAC-2000もこれまでの16bit 44.1kでなく24bit 44.1k,48k,88.2k,96kで駆動させることができます。

マスタークロックのApogee BIG BENのうち1台はCD-RW2000に44.1kを供給しています。もう1台のBIG BENからはサンプルレートコンバータに96kを供給して、S/PDIF出力を96kに上げてからDAC-2000に入れます。

ここまですると、同じトランスポートとDAC-2000を使っているとは思えないほど精度が高く、きめ細かな音が出てきます。音楽全体の品位が高くなり、CDなのにスタジオのプレイバックを聞いているような錯覚を覚えます。同じCDとは思えないほど代わります。超高級トランスポートとDACの組み合わせより良いのではないかと思うほど満足感のある音が出ます。同じ24bit 96kでも、サンプルレートコンバータの内部クロックを使うとそれほど大きな差を感じませんので、やはり元のクロックは重要な役割を果たしていると思います。

今回は2台のマスタークロックを使っていますが、それは44.1kと96kを供給するためです。44.1kと88.2k(44.1kの2倍クロック)で良ければマスタークロック1台で両方のクロックが出せますので、マスタークロック1台とサンプルレートコンバーター1台(24bit 88.2k駆動)でほぼ同様の構成が組めます。DAC-2000も24bit 96kで駆動したほうが本領を発揮します。
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