『試聴屋』掲示板


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No.1246  マスタークロック実験 (4)  2003/10/8 21:26
名前 試聴屋  メール先
今日はジッターフィルターをサンプルレートコンバーター(以下SRC)の前に入れたときと後に入れたときの違いや、SRCを44.1k,48k,88.2k,96kに変換したときの音の違い、16bit/24bitにしたときの違いなどいろいろ実験してみました。

音はそれぞれ違い、おもしろいです。サンプルレートを下げていくとだんだんメリハリが出て元気になってきますが同時に粗さも感じます。レートを上げて行くと情報量が増えるとともに音場が整ってきます。44.1kでは音量を上げるとうるさく聞こえる曲でも24bit 96kまで上げると音の出過ぎがうまく制御されて、安心して聞ける音になります。

SRCの後にジッターフィルターを入れるとさらによくなるはずという推測のもとに88.2k設定で試聴してみたところ、ちょっと鳴り過ぎ?な音になってしまいました。ジッターフィルターをSRCの前に入れ、24bit 96kにした場合とどちらがいいか迷うところです。市販のCDでは設定を変更する前の音との相対でしか判断できないため、生録ソースを焼いたCDで比較してみたところ、SRCの前にジッターフィルターを入れたときの音が最も生に近く自然でした。この辺は使用する機器によって変わってきますが、生録ソースのCDを1枚持っていると音の違いに惑わされず客観的に判断できて良いと思います。

今回はマスタークロックにApogee BIG BENを使いましたが、さらに良いクロックにすればもっと良くなるのは当然のことなので、将来良いクロックが安く出てくればいつでも交換してグレードアップして行きたいと考えています。また192k対応のSRCやDACを使う方法もあり、デジタル機器もまだまだやることがありそうです。
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