SATRI-V10
|
2008年の進化 - SATRI回路がまた一段と飛躍
昨日(2008.02.21)、V10の試聴をする機会がありました。実験なので、ノーマルのSCA-7511に出川式電源を内蔵したものに組み込んだ状態です。
これはすごいです。今までのSATRIの音がまた1ランクアップしました。
もう今までのSATRIの音が霞んでしまうほど魅力的な音になります。
音場が左右に広くなり、音がスピーカーから離れます。
全体に自然な音になるので今までより音量を上げてもうるささを感じません。
実験に使ったSATRIアンプも、ひと昔前のSCA-7511に出川電源を追加した程度の小型アンプでしたが、とても小型アンプとは思えないほど堂々とした鳴り方に驚きました。
聴く前は、回路の動作から見てもそれほど大きくは変わらないはずという予想でしたので、特に急いで試聴することもないと考えていましたが、大間違いでした。
今は、あの基板2枚をどうやってデモ機に搭載するか考えています。
V10はOPアンプを使っているSATRI製品ならどれでも追加できますが、実装スペースがないことには取り付けられませんのでそこが悩みどころです。
SATRI V10の特徴
・スピーカーから音が離れ、スピーカーの周囲に音場が拡がる
・従来のOPアンプ式に比べ、横方向にさらに音場が拡がる
・音数が増える。元に戻すと音数が減り、横方向の音場が減って寂しい感じになる。
・1音1音が魅力的になる。
・音場が広くなるので、音量を上げても広い音場空間の中で楽器が鳴る雰囲気が心地よい。
ノーマルのSCA-7511に入れただけでこの効果ですから、SATRI DAC、SATRIプリ、SATRIパワーそれぞれに入れた場合、それぞれに相乗効果が期待できます。しかも、今回実験したのは余っていたV4.3ですから、SATRI-IC-SPを使ったらどうなるかさらに期待できます。
SATRI-IC V4.3からSATRI-IC-SPの変化も大きかったですが、V10を搭載することで同じかそれ以上の変化が体験できました。
V10でまた一段進化したSATRIの音になりました。この音が聴けて幸せです。
|