出川式電源 |
出川式電源(8)
PRE-5410Mk2やDAC-2000に出川式電源を搭載した音はかなり好評でした。以下の写真は、DAC-2000に出川式電源を実装した例です。中央の明るいところが出川式電源で追加した部分です。DAC-2000では、1つの電源トランスから、デジタル回路用電源とアナログ回路用電源を作り出し、それぞれ供給しています。出川式電源の効果を上げるには、電源トランスの段階から電源を分けた方が良いため、デジタル回路用にもう1つトランスを追加し、デジタル用電源をアナログ用電源と分離しました。その上で、それぞれに出川式電源モジュールとOSコンを追加して、2系統の出川式電源を構成しました。電源がしっかりした結果、音質的には骨格のしっかりした「図太い音」に変貌しましたが、本体に入れられるコンデンサにはスペース的に限界があるため、十分な数のコンデンサを追加することができませんでした。 本体に内蔵した量のコンデンサでも効果があることはわかりましたが、もっと大量のコンデンサを追加すればさらに出川式電源の本領が発揮できます。 そこで、究極の方法として、本体の背面に拡張コネクタを設け、後から外付けで大容量コンデンサが追加できるようにしました。外部ですからスペースの制約がなくなり、大型のコンデンサが使えます。来年になりますが、本体の数倍大きな容量(数万μF)が追加できる外部コンデンサを搭載したユニットをご提供する予定です。既に実験では効果を確認しています。 |