2.実装

基板


作成したPCBです.定電圧、増幅回路を一枚に纏めました.もう一枚は整流、平滑回路とノイズフィルターです.
基板をべたアースにする場合はレジスト加工をしたほうがよいでしょう.銅板むき出しだと結構汚れてしまいます.
ただレジスト加工を個人でやるとなかなか奇麗に仕上がりません(;_;)
最近はパソコンでアートワークが容易にできるようになったので相当細かい配線も可能になりました.いい時代になったものです.

実装


できあがった基板です.
こんな単純な回路でCR-EQができてしまうなんて驚きです.OP-AMPを使用した場合よりより単純です.
入力のカップリングのOSコンは後づけなのでなんか無理矢理乗っけたという感じですネ.
ケースが小ぶりなため基板が結構窮屈になってしまいました.もう少し余裕があったほうがいいです.
じつはこれ以上大きなケースを使用すると手持ちのラックに収まらないのです.
Lを搭載した基板は周囲の金属板より最低でも10mmは離すようにします.でないとせっかく混入を防いだ高周波ノイズがLと金属板との静電容量を介して伝達されてしまいます.
電解コンデンサには銅箔が貼ってあります.これは電解コンデンサの電極が巻き構造になっているために発生する微少な磁束を渦電流に変換して消費させてやるためのものです.周囲の素子、回路への悪影響を防げます.メーカー製のAMPやCDPにもたまに見かける方法です.そんなに効果があるというものでもないですが小さな積み上げがよい音に繋がると信じてやってます.(^^)
入出力には2.5mmピッチの基板コネクターを使用しました.Small−Lは有効に働いてくれるでしょうか?
入力に挿入する並列Cの基板です.スイッチを小型にしたかったのでCはスイッチに直付けにせず基板構成としました.