ルビジウム・モジュールを使った非常に正確な原子クロックと、それを有効に活用して動作するDACキットをオーディオblogでご紹介し、試聴屋のお客様に限定で販売致しました。
RubiClockはおかげさまで好評です。第3ロットが売り切れましたので、次のロットの部材を製造していましたが、材料が揃いましたので第4ロットの販売を開始致します。

　RubiDAC-192は最新のデジタル処理チップを使用し、CD音源を192kHzにまで自動的にアップサンプリングしてD/A変換する機能を持っています。この機能と最新チップの相乗効果で、通常のDACでは出ない細かい音まで聞こえます。同時に音場の再現性に優れています。一言で言いますとCD音源がSACDに近い音になります。

　しかし、なんと言っても最大の特徴は、ルビジウム・クロックが接続できる点です。この超正確なルビジウム・クロックをRubiDAC-192に入れることで、デジタル信号の再現性を極限まで高めることができます。ご存じのように、現在大手オーディオメーカーから市販されているルビジウム・クロックは大変高価なため、そう簡単に使えるものではありません。しかし、弊社では性能が確保できていることを確認したリユースのルビジウム・モジュールを使い、安価で使いやすいルビジウム・クロックを提供致します。

　192kHzサンプリングの高性能DACと、超正確なルビジウム・クロック、音の良い出川式電源の3つが揃った製品を安価に仕上げた製品です。このようにオーディオ製品用に最適なルビジウム・クロックはなかなかありません。この機会にご検討下さい。

　RubiDAC-192、RubiClock単体でも、両方でもご注文いただけます。仕様や価格は下記をご覧下さい。不明な点がありまし たら、メールでお問い合わせ下さい。

■192kHz DACキットの特徴

1. 192kHz対応のサンプルレートコンバータを標準装備
   (CD音源でも192kHzでサンプリング変換した音が味わえます)
   
2. 192kHzの能力をフルに発揮したDACチップを使用
   
3. 安価で手軽に作れます。
   DAC部は完成した状態になっています。電源などの配線をするだけで完成します。
   
4. 改造の楽しみが味わえます。
   最終段のアナログ部はソケット付きのOPアンプになっており、5532が標準搭載されています。
   これを他の2回路入りOPアンプに交換するだけで手軽に音質が変えられます。
   
5. さらに改造して自分好みに仕上げられます。
   オプションの出川式電源を搭載してさらに良い音にできるように余裕のあるケースにしています。
   ・オプション
   　 アナログ回路用出川式電源
   　 デジタル回路用出川式電源
   　 ルビジウム・クロック用インターフェイス基板
6. キット形態で提供しますので、完成品より安価です。

■DACキット構成

　DAC完成基板
　切替スイッチ、つまみ
　ケース
　電源トランス
　ACインレット
　電源コード
　組立説明書

■DAC基板内部構成

■DACキットオプション

　1.出川式電源
　2.外部クロック接続用基板(ルビジウム・クロック接続時に必要)
　3.組立代行サービス

■DACキット組立説明書

　組立説明書(PDF)

■ルビジウム・クロック製品のコンセプト

　デジタル機器の音を良くするのはクロックと電源です。電源は自作でも良いものが作れますが、ルビジウム・クロックを作るのはそう簡単では ありません。しかも市販品は非常に高価です。そこで安価で音の良いルビジウム・クロックを提供し、良い音を楽しんでいただくために製品化致しました。組立が苦手な方には組立代行(\25,000)も致します。完成品としてすぐお使いいただけます。

〇銅板オプションの追加

　さらに、第3ロットからは銅板も追加でご提供できるようになりました。ルビジウム・モジュールより一回り大きなサイズで10mm厚の銅板 をルビジウム・モジュールの上と下に挟み、ネジでしっかり留めることで、内部/外部で発生する不要振動をがっちり押さえ込んでしまいます。銅板なしの音と銅板ありの音では同じクロックとは思えないほど音が変わります。

ルビジウム・モジュールに銅板を挟んで振動・放熱対策を強化するとこのようになります

〇クロック用ケーブルオプションの追加

　外部クロックと機器をつなぐケーブルも重要です。クロック信号はBNCケーブルを使います。単に動作させるだけなら市販のBNCケーブルで接続すれば動きますが、使用するケーブルによって音が変わることがわかっています。RubiClock用に音質の良いクロック用ケーブルをご用意しました。このケーブルで接続してお使いいただくことをお勧め致します。

〇ルビジウム・モジュールの動作

　RubiClockに使用しているルビジウム・モジュールは、源発振周波数10MHz、11.2896MHz、12.288MHz、12.5MHzのうちいずれか1つの周波数を設定して使います。この周波数そのものと、これを分周(1/256、1/128、1/64)した周波数が同時に出る仕様になっています。

※将来のために制御基板上には1/32も用意されています。1/32分周では352kHzや384kHzが出せます。

　源クロック発振周波数が10MHzのときは10MHzをそのまま使います。
　源クロック発振周波数が11.2896MHzのときは、44.1k, 88.2k,176.4kと11.2896MHzが出ます。
　源クロック発振周波数が12.288MHzのときは、48k, 96k, 192kと12.288MHzが出ます。
　源クロック発振周波数が12.5MHzのときは12.5MHzをそのまま使います。
　(※12.5MHzはRubiDAC-192で192kHzサンプリングの音源を再生するときに使います)

　表にまとめると次のようになります。背景がグレー表示の部分も出力は出ますがオーディオでは使わない周波数なので無視してください。

　このような動作原理のため、たとえば44.1kHzと96kHzを同時に使うことはできません。ご注文の際は、どの周波数でお使いになるかお知らせ下さい。

　なお、RubiDAC-192には10MHz、11.2896MHz、12.288MHz、12.5MHzのどの周波数を入れても動作します。

■ルビジウム・クロックキットの特徴

1. ルビジウム・クロックとしては極めて安価です。市販製品では130万円する高精度のルビジウム・クロックが10万円台で使えるメリットは非常に大きいです。
   
2. 安価にするため、リユース品のルビジウム・モジュールを使用します。
   
3. ルビジウム・クロックと言えども電源によって大幅に音が変わることがわかっています。本キットには標準で出川式電源を搭載していま す。
   
4. 品質チェックは製造時に行いますが、1年以内に寿命が来た場合は無償交換の保証をお付け致します。
   
5. DAC-192kにつなぐとDACの動作が極めて正確になり、ソースに忠実な音を再生することができます。
   
6. PCオーディオを主体に音楽を聴かれる方は、デジタルインターフェイスにルビジウム・クロックを使用すると、ジッターが取れてハイエンドの音を出すことができます。
   
7. ワードクロック付きCDプレーヤーに使うとさらに正確な音になります。これと今回のDACの両方にルビジウム・クロックを入れると、 理想的な構成になります。
   
8. スタジオ用機器や音楽録音用機器にはワードクロック入力を持つ製品が多数あります。それらに接続して使うことができます。
   
9. ルビジウム・モジュールの源発信周波数を付属のソフトウェアを使って変更できます。標準で11.2896MHzにセットしてありますが、12.288MHzや10MHzなどに変更することもできます。デジタル機器に使われている水晶と同じ発信周波数にセットすれば、水晶と置き換えて使うことでその装置の性能を最大限に発揮させることができます
   (※付属のソフトウェアはWindowsXP、7で動きますが9ピンのRS-232Cポートを使いますのでシリアルポートが必要です)。
   
10. 自作のデジタル機器の基準クロックとして使うことができます。クロック周波数が合えば、デジタルアンプの水晶の代わりに使うことも可 能です。
    
11. キット形態で提供しますのでご自分で組み立てる場合、完成品より安価です。完成品をご希望の場合は組立代行も致します。

■ルビジウム・クロックキット構成

　ルビジウム・モジュール(リユース品)
　出川式電源用パーツ
　ケース
　電源トランス
　ACインレット
　電源コード
　電源スイッチ
　組立説明書

■本製品で使用するルビジウム・モジュールの説明

　今回発売するルビジウム・モジュールは、実用性と環境保護を重視し、リユース品を使用致します。こうすることで、廃棄による環境破壊を防 ぐと同時に、高性能なクロックを安価な価格でオーディオ用として使うことができます。新品のルビジウム・モジュールを使った製品も作ることは できますが、価格が大幅に高くなります。市販されているルビジウム・クロック・ユニットは130万円ですが、それに近い価格になってしまいま す。

　しかし、精度の点では新品でもリユース品でも違いはありません。寿命の点だけが心配ですが、もともとルビジウムクロックは衛星通信や無線中継器用ですので、常時通電で長期間安定に動くことを要求されています。耐久性も100,000〜200,000時間ありますので、本当に動かなくなるまでには相当あります。

　また、製作段階で全品動作チェックして、不安定なものははねますので製品に入り込むことはありません。オーディオ製品のように、1日に2時間平均で使用するという使い方であればさらに寿命が伸びます。

　よって、実用的には最低でも数年間は動作すると考えられますが、さらに万全を期して、1年以内にルビジウム・モジュールの寿命が来て動作しなくなった場合はルビジウム・モジュールを無償交換させていただくという保証もお付け致します。安価で良い音を楽しみたいお客様にとっては本製品がとてもお買い得な製品です。

■動作確認済み製品

　現在までに弊社で動作確認した製品、およびお客様宅で動作確認いただいた主な製品です。

　Esoteric K-05(SACD/CDプレーヤー、44.1kHz接続)
　Esoteric G-03X(マスタークロックジェネレータ/クロックコンバーター、10MHz接続)
　Esoteric G-25U(マスタークロックジェネレータ/クロックコンバーター、10MHz接続)
　Anterope OCX(クロックコンバーター、10MHz接続) (※個体差があり、まれにロックしないことがあります)
　Behringer SRC-2496(サンプルレートコンバーター、88.2kHz接続)
　TEAC DV-RA1000HD(DSDレコーダー)
　KORG MR-2000S(DSDレコーダー/プレーヤー、WordClock(44.1kHz)接続)
　Phasemation Phase Tech HD-7D192(10MHz接続)
　Lynx (サウンドカード、WordClock(44.1kHz)接続)
　RME Fireface400 (WordSync : 44.1kHz - 192kHz)

■ユーザー様からのご感想

　1.横浜のS様
　2.神奈川のY様

■ルビジウム・クロックキット組立説明書

　組立説明書(PDF)

■ルビジウム・クロックキット仕様

　出力 : TTL 5V(矩形波)
　電源 : AC100V (配線変更により115V、230Vへの変更も可)
　RS-232C端子 : 9ピンストレート接続でPC接続(Windows用付属ソフトウェアで源クロック周波数を変更)
　サイズ : W360 x H75 x 230D(mm)
　※使用ケーブルインピーダンス : 同軸50Ω（75Ωでも可)

■価格

　 ●RubiDAC-192 DAC
　　　RubiDAC-192 DACキット本体　\125,000(税込)
　　 　<オプション>
　　　アナログ出力部のOPアンプ(標準では5532NE(DUAL))をOPA 2604に変更　\5,000(税込)
　　　出川式電源(アナログ部、デジタル部両電源。10,000μF電解コン使用)　\35,000(税込)
　　　外部クロック接続用基板(ルビジウム・クロック接続時に必要)　\9,800(税込)
　　　組立代行　\25,000(税込)

　 ●RubiClock　ルビジウム・クロック
　　 　RubiClockキット(出川式電源標準搭載)　\125,000(税込)
　　　<オプション>
　　　銅板2枚セット　　　\28,000(税込)
　　　クロック用ケーブル　　　\15,800(税込)
　　　組立代行　　　　　\25,000(税込)

　ご注文時に源発振周波数 (10MHz,11.2896MHz,12.288MHz,12.5MHz)をご指定下さい。
　源発振周波数が10MHzの場合、10MHz以外の周波数はオーディオ用途では使いません。
　源発振周波数が11.2896MHzの場合、44.1k,88.2k,176.4kと11.2896MHzが同時に出ます。
　源発振周波数が12.288MHzの場合、48k,96k,192kと12.288MHzが同時に出ます。

■ルビジウム・クロックお届け期間

　第3ロットはまだ在庫があります。キットの場合は制御基板組立に1週間程度お時間をいただければお届けできます。組立完成品をご希望の場 合は組立時間を入れて2週間程度でお届けできます。

　ご注文の際は、下記の内容をメールでお知らせください。
ご注文後、1週間以内に下記口座までお振り込みお願い致します。

1.お名前
2.ご住所
3.電話番号(宅配便用)
4.ご注文品
　RubiClock完成品 x 1台
　RubiClockキット x 1台
　RubiDAC-192キット x 1台

なお、送料は全国どこでも『無料』です。