illusion
AMP-5511MK2試聴記
PRE-7610/AMP-5511Mk2
東京のMCKES様より
システム構成
CDP |
TEAC
P-700 |
DAC |
BB
PCM-63 評価ボード+
SATRI-IC によるバッファー |
アンプ |
AMP-5512K
BTL |
SP |
AUDIO
STATIC DCI+ |
●PRE-7610
現状はプリアンプを使用せず、DACとアンプを電流接続で直結しています。試聴は、電流接続のみで行い、直結とその間にPRE-7610を挿入した時とを比較しました。CDソフトは、日頃聞きなれているクラシックの管弦楽曲とピアノソロの物を数枚を使用しました。
全体的な音の感じは、両方とも似た傾向でした。これは、現用DACの出力部にSATRI-ICを用いている為と思います。
試聴の前は、PRE-7610を余分に入れることで、音の鮮度やS/N比が下がるのではないかと考えていましたが、ほとんど変わりません。
PRE-7610を加えた方が、音の輪郭がはっきりし楽器がより見えてくる感じがします。全体の音、そして音楽が落ち着いて聞こえます。新しいSATRI-ICも大きな効果を生んでいるのでしょうか。空間の広がりや透明感も優れており、ピアノの音が一段とリアルになりました。
●illusion
AMP-5511Mk2
現状DACとアンプを電流接続で直結していますので、そのままAMP-5512K
BTLと入れ替えて試聴しました。
弾力性のある良い音ですね。生き生きと躍動感あふれる音楽になります。ピアノが一層リアルになりました。AMP-5512Kに比べ、音の重心も下がっているように感じます。
AMP-5512Kはクールな透明感や空間の雰囲気が印象的であり、特徴と思っていますが、AMP-5511Mk2には、そこから冷たさを除いた透明感や雰囲気を感じました。少し残念に思ったのは、AMP-5512Kに比べて弦楽器のアンサンブルが団子になり、わずかに音のにごりを感じたことでした。
ピアノを聞く時はAMP-5511Mk2、アンサンブルは
AMP-5512K
BTLと使い分けられたら・・・。できれば両機の長所を合わせ持つアンプがあれば最高、などど思っています。
様々な機種の試聴の機会を与えていただき誠に有難うございます。嬉しい悩みですが、今後のステップアップにこの体験を大いに役立たせて頂きます。感謝申し上げます。
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