出川式電源試聴記
栃木のT.K様より(1)
SATRI AMPでは日頃お世話になっております。
昨年から、大型の3way SPシステムからシステムを大幅に変更して同時に、AMPも改造などして楽しんであります。
昨年はイクリプスのTD712zを導入し、AMP-5511Kの組み合わせで聞いておりますが、音を聴くことが中心だったところから、音楽を聴く方向に変化できました。SATRIampは非常に軽やかな音を再生してくれますが、低域にもう少し力があるとよりベターと感じていました。今年は、サブ・ウーファーTD425SWを追加し低域の拡大を狙いました。
出川式電源の紹介を貴社のHPで見まして絶対良くなると確信しまして即、発注し組み込んで試聴しましたので報告します。
試聴システム構成
CDプレーヤー |
LUXMAN700X‘z |
PREAMP |
金田式CDラインamp自作 |
POWERAMP |
AMP-5511K |
SP |
イクリプス TD712z |
SW |
イクリプス TD723sw(90度の拡散板設置) |
部屋の大きさ |
約15畳の洋間(拡散板を壁に取り付け) |
1.組立
5511kの底板に15000μFの液体コンデンサーを2本設置し、今まで付いていたダイオードを外しその位置に、出川式ダイオードを組込み配線しました。所要時間は約1.5Hで終わりました。
2.試聴開始
○ 聞きなれたジャズのCDの再生
CD autumn in seattle (山本 剛)
・ 全体的に静かな(SN比が良くなった)雰囲気
・ メインのピアノから突然、後方支援のベースが前に出てきた印象、今までどちらかというと演奏の中心的な楽器が目立っていたが、他の楽器も負けずに出てきて対等に演奏しているようで実在感が大幅に向上
CDジャズのギター版 TBM-XR-5041
ギターの指使いで発生する擦り音の情報が数倍再生される。弦の音もクリアーでアコーステックな響きが新鮮で余韻も良く出る。スネアーが従来、後方に定位していたが前にせり出してきた。今までのCDと違うのではないかというほど大きく変化。
○ 音場感の確認とクリアーさを確認する定番のCD試聴
CD SUPER MICHIKO マリンバと30弦の演奏
このCDは元々録音がよくダイナミックな演奏が聴けるが、とにかくこの楽器の定位感は半端でない。しかし、出川式電源に変えた途端、なんと定位感がmm単位?で決まるではないか! これは、とにかくすごい電源である。SN比が良くなった結果もあり音の飛び出しが半端でない。
3.全体としての感想
電源の改良が、ここまで行くと今までの電源は、なんだったの?と言わざるを得ない。
まだ数時間しか聞いていないけれど。これからもっと良くなっていくだろうけど、まとめると次のようなことが言える。
- SN比が良くなって音と音の間の無音がはっきりする。
- 全体的にクリアーになり付体音がとれ音一つ一つ明確になる。
- 定位感が驚異的によくなる(聞く位置の影響が無くなる)
- 今まで演奏に埋もれていて聞き取れなかった演奏者の口ずさんでいる声が聞こえてきた(いろいろなシステムで聴いてきたが初めての経験)。情報量と分解能が進化している。
ここまで変化を聴いてしまうとPREampの改造もやらないといけない・・・
かなりコンパクトなPREなのでレイアウトを検討してから プリ用の電源も発注しますので、よろしくお願いします。
いつも情報ありがとうございます。 |