箱をあけ、ケープル接続して直ぐに音を出した時の第一印象は、
a.利得が小さい
b.音がすっきりしない
であった。しかし、30分ほどすると音は澄んできた。このアンプは既に何軒かの試聴家を経てきており、エージングはとっくに完了していると思われる(シャーシーに付いたキズ等から見て)のに不思議である。
アンプの出力と利得は別であるのは承知しており、三極管アンプは出力3.5Wなのに利得が大きいのでボリューム位置は9時で十分であるのに、このアンプでは15時の位置まで回す必要がある。自作ダブルバスレフの音圧レベルは低くない筈であるのに同様に15時の位置まで回す必要がある。ちょっと使用感としては抵抗がある。
クリスキットはS/N比が良いので有名であるが、それと比較してもSATRIアンプのS/N比が良い。
第二印象という表現でこのアンプを聞いて見ると、