AMP-5514試聴記
神奈川の野口様より
システム構成
CDトランスポート |
CDM12(DACとクロック同期) |
DAC |
PMAX |
DVDプレーヤー |
DV-S838A |
アンプ |
AMP-5514 |
スピーカー |
KB168ES+T900A |
アンプの電源を入れて3分くらいは電波の悪いAMラジオのように音がプツプツとなります。
音の第一印象は、情報量が多いことですね。
最初はフラットすぎる音がつまらなく聴こえ、低音が強いなあと思いました。
しかし、エージングが進むにつれて低音はすっきりとしてきました。
現在はエージング40時間位です、だんだんと音もきめ細かくなってきて曲が楽しくなってきました。
試聴CD:LOVE
PSYCHEDELICO III
「all over love」という曲を聴いてみました。
AMP-5514の情報量の多さを随所で感じます。
曲のサビでボーカルの音をいくつも重ねている部分があるのですが、音の響きの混じり具合がいい感じに再生されています、曲に酔いしれることができます。
ギターの弦を押さえる左手の指がフレット上をスライドすれば弦の擦れる音が聴こえます。
弦の振動スピードも感じることができます。
脳からα波がでてきます。
試聴DVDオーディオ:way
out west/sonny rollins (192kHz,24bit)
サックスの再生音がかなり生音に近く感じます。
乾いた低音が魅力のウッドベースなどうまく再生されています。
気になったところは、AMP-5514の再生ではエネルギー感がいまいち感じられないところです。
ドラマーがスネアドラムをスティックでたたいたとき、
響きの余韻からヘッドの張られてる強さが感じられるほどなのに、叩いた瞬間のアタック音がややフラットに聴こえます。
私はAMP-5511k(V5.1テフロン、OPアンプBB製、ATT.DALE巻き線)を使っていますが、それと比べるとAMP-5514は情報量の多さでは勝っていますが、エネルギー感については少し物足りないなあと思いました。
AMP-5514のOPアンプをBBの高級品に交換すれば音のレンジが広がり、エネルギーの不足感は無くなるかも知れません。
総合的な感想
AMP-5514は上品な音を再生するアンプだと思いました。
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