SATRI-KIT
KIT-1001使用のV9.1+α改造による試聴記(1)
群馬の秋山様より
1.改造内容
プリアンプ及びメインアンプの改造内容
改造前ラインナップ |
SATRI-IC-SP V1.0+V5.1+V6.2 |
改造後ラインナップ |
SATRI-IC-SP V1.0+V5.1+V9.1+J-FETによるBuffer+V6.2
12db/Oct → 6db/Octへ改造
|
1-1.改造後のメインアンプ基板写真
(写真クリックで拡大)
1-2.改造後のプリアンプ参考回路図
改造後のプリアンプ参考回路図(PDF)
1-3.改造後のメインアンプ参考回路図
改造後のメインアンプ参考回路図(PDF)
2.改造後の使用機器
レコードプレーヤ |
モーター:三洋製DDモーター、駆動回路新規作製。トーンアーム:グレース製G-540
カートリッジ:DENON DL-103R |
EQアンプ |
SATRI-IC-SP V1.0への交換後のSATRI-IC V4.3を片チャンネル2個使用しての
EQアンプを現在製作中。製作は殆ど完了しテスト中。
|
CDT |
フィリップス製CDM12プレーヤーユニットチューンナップ+Lclock-XO3使用
+銅板自作ケース |
CDT/SACD/DVD
プレーヤ |
TEAC DV-15 Airbowバージョン |
DAC |
DAC-2000K SATRI-IC-SP V1.0+V5.1レジン+今後V9.1取付予定
銅板自作ケース |
プリアンプ |
自作アンプ 信号系配線材:金メッキテフロン被覆銅単線
銅板自作ケース |
メインアンプ |
KIT-1001使用SATRI-IC-SP V1.0+V5.1レジン+V9.1+buffer+V6.2+6db/oct
自作アンプ 信号系配線材:金メッキテフロン被覆銅単線 銅板自作ケース |
スピーカー |
FE-208ES-R+T500A MkU+481A WEコンデンサ使用 自作バックロードホーン |
SATRI-LINKケーブル |
各ユニット間の接続は全てSATRI-LINKにて繋いでいる。
金メッキテフロン被覆銅単線の2本撚線使用。RCA-BNC or BNC-BNCで接続 |
スピーカーケーブル |
VCT5.5-2芯使用 |
電源ケーブル |
VCT3.5-3芯使用 |
3.試聴結果
今回の試聴には以下の様なCDをソースとして使用しました。
1.鬼太鼓座 波涛万里 (CD)(24bitマスタリング盤)
2.山本英次 ソロピアノ・トゥーファツィオリ(CD)
3.ヘンゲ・リエン・トリオ スパイラル・サークル(CD)
4.ジョイ・エンリケス 女性ボーカル(CD)
|
改造後のスイッチON時はおとなしい音との感じを受けました。
それは音のバランスが良くなり、透明感の有る音によるものである事を感じました。
この経験は新SATRI-ICへの交換時に感じた音の変化に近いもので、特に弱い小音量の細かな音を確実に聞き取れる様になりました。例えばドラムやベースの演奏者が口でリズムをとる声を聞き取る事が出来る。今までは何か聞こえるが良く分からなかった。
太鼓のうねりや三味線の音のキレは一段とリアル感を感じる様になり、ピアノの余韻は非常に心地よい響きとなり、ボーカルでのホールの雰囲気やエコーを確実に聞き取れる様になった。ゆっくりと落ち着いて、いつまでも聞いていたいアンプとなりました。
今後、V9.1モジュールをDAC-2000Kにも導入して更なる音の改善をする予定です。
次々と新しいモジュールや部品が発表され、それらが入手でき、改造によって日々進歩して行く事ができるシステムを構築されましたBP 永井様に感謝いたします。
以上 簡単ですがV9.1とその他の改造による試聴結果を報告させて頂きます。
2007/08/23 秋山
|