illusion
AMP-5511MK2試聴記
V5.1テフロン+DALE巻線アッテネータ構成
静岡の渡辺様より
●システム構成1
CDP |
TEAC
VRDS-50 |
DAC |
オーディオスペース
DAC-1US |
SP |
TANNOY
KINGDOM15 |
部屋 |
12畳 洋室 |
試聴位置 |
2.5m
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一言で言えば肯定的。まず、比較的音量が小さいときは、淡々となるという感じ。躍動感はそれほど感じないが、個々の音が決して非力ではないので、特に違和感もなく聴ける。楽器が原音どおりという感じはあまり受けないが、楽器らしく鳴るのは好み。音像は若干大きめで、定位はそれほどよくない。音ではなく、音楽を聴くタイプのように感じた。しかし、低音の量感が多く、締まりがないので、この点はかなりのマイナス点。
次に大音量時。脅威だったのは、大音量(耳が痛くなるので長時間の試聴は困難程度)で、何ら破綻なく聴けるところ。通常は低音がブーミーになったり、中高音がきつくなるので、今までのアンプでは常用できない領域。小音量の時に感じた締りがない低音が、特に問題なく、これはこれでいいのかなーと聴けるのが不思議。全体的に音が作られているという感じを強く感じるが、曲によっては妙にはまってしまい、心地よい。トランジスタらしくないのも良い。
●システム構成2
CDP |
LINN
MAJIK |
比較アンプ1 |
LINN
COLECTOR + KLOUT |
SP1 |
DYNAUDIO
CONTOUR 3.0 |
比較アンプ2 |
LINN
MAJIK |
SP2 |
DYNAUDIO
CONTOUR 1.3 |
部屋 |
20畳 和室 |
試聴位置 |
3.5m |
一言で言えば否定的。楽器がクリアに表現される、ボーカルが濃いといった点はいいように感じる。しかし、とにかくバランスが悪い。HI上がり傾向で、音楽そのものがうるさく感じられる。特にコンター1.3は聴くに耐えられない。まあ、部屋の大きさからみてコンター1.3には無理がありますが、LINN
MAJIKで駆動するとそれほど、うるささは感じられない。コンター3.0の場合、左右の広がりは狭いが、奥への広がりがあるので、音場感は良好。しかし、定位感が悪く、奥への広がりもいまいちクリアでないのは残念。音像の大きさもボーカルなどが大きく不正確。音が前に出てくるのは好みであるが、KLOUTと比べると不自然さが強調されてしまう。
ケーブルなどで、ファインチューニングすれば、かなり好みの方向に持っていけるような気はします。
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