AMP-5512試聴記
借りた、聴いた、ひっくり返った。そして買った。
大阪のE.M様より
借りた、聴いた、ひっくり返った!
そして、買った...
4日間の試聴後、1週間悩んで買うしかないと決めました。
今はエージングも一段落し、幸せな毎日を送っています。
以上、おしまい。
実際これ以上書くことは無いのですが、試聴屋さんに申し訳ないので、聴き始めよりの感想を少し書こうと思います。スピーカーはFE-168ES使用のD-37改、ソースはアナログ(SL-1200MK4&DL-103&PMA-390のPHONO×2)とCD(安物DVDプレーヤー)です。
最初に聴いたときに、まずその歪み感の無さに驚きました。
山崎ハコが声を張り上げた時に今までのアンプ(メーカー製10〜20万円のプリメインアンプ)では少しやかましく、耳が痛いと感じることがありました。また、そうはいうものの、これがハコの迫力だと悦にいったりもしていたのですが...
ところがAMP-5512ではいくら音量を上げても全くやかましく感じません。ただただ気持ちの良い実在感の高いボーカルがあるだけです。
同じくちょっとウルサイかなと思えたキャノンボールアダレイのアルトサックス『Know What I Mean?(OJC-105)』で音量を上げてみたところ、やはりうるさくありませんでした。
といってハイ落ちなのかというと全く逆で、シンバル等が格段に明瞭になり、その振動している様子がリアルに頭の中に浮かんできます。
次に感じたのが、その音場感、音像定位のリアルさです。これには本当に驚きました。『ゼロ戦 故郷の大空を飛ぶ』というCDを再生したときにはあまりのリアルさに気味が悪くなるくらいでした。このソフトはどんな装置で再生してもちゃんとゼロ戦が飛び回るのですが、5512ではゼロ戦の実在感、移動感、サイズと位置があまりにもはっきりしていて、頭上はるか上を小さな機体が、自分の後ろへ飛んで行く様には正直笑ってしまいました。プロペラが確かに回っている、というイメージも今まで感じたことがない程のものでした。
そしてやはり情報量がすごく多いように感じます。
何を聴いても今まで気が付かなかったバックグラウンドノイズがはっきりと聴こえてきて臨場感が増すし、エコーだらけでダメだろうと思った演歌がその全てをさらけ出したがゆえなのか(?)歌い手の情熱がひしひしと伝わってきてしまいます。
イーグルスの『HELL FREEZES OVER』のホテルカリフォルニアの冒頭のギター、音数が倍くらい増えたのじゃないかと思えるくらい...
さらに驚いたのがツェッペリンの『移民の歌』です。個人的にツェッペリンの最も録音の悪い曲の一つだと思っていたこの曲が激変。実はちゃんとこだわって録音されていたんですね。ペイジさん、ごめんなさい。
とにかくこのアンプが気に入りました。
何をかけてもずっと聴いていたくなるアンプです。幸せになれそうです。
以上、簡単ですが報告まで。(PRE-7610を追加するとさらによくなることは試聴で確認済みです。今は後の楽しみとして取っておいています。)
大阪府和泉市 E.M.
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