お世話になっております。新谷です。
ご連絡が遅くなって申し訳ありません。テフロンケーブルが届きました。
早速、通電タイムです。2日間たっぷりと装置類になじませてから昨日聞いてみました。試聴開始は高橋まりこスペシャルライブです。最初に、PTFEテフロン線から聞きました。(冷静だったのは、この結線(決戦?)の時だけでした・・・)。
うーーん。
まいりました。
すんごいです。 (*_*)
世の中こんなケーブルもあるんですね。
いや、ケーブルが云々という問題ではないです。
ボーカルがスックと立ってきます。ぐっと前に出てきて、自分の方を向いて歌っているという感じでしょうか。
体を掴まれて身動きできない感じです。「くーー」とうなってしまいました。いっきに2時間のコンサートを終え、心地よい疲れ(聞き疲れのではなく、いい緊張感を共有した感じです)を味わいました。まさに、この2時間、私はコンサート会場にいました。
少し冷静になって、感動の元を見ていこうと思います。
まず、ワイドレンジです。特に下方向の伸びはすさまじいです。ドラムスの「ズン」の後の「フーン」が見事。この一発で会場の広さを表現してしまいます。高域も正確そのもの。マイクのハウリングもリアル。少ない体験の中ではありますが、最良です(この傾向は藤倉のRG-174自作ケーブルと同じ。ただし、品位はこちらの方が圧倒的に高い)。
しかし、中域の見事さは表現の仕方がわかりません。ボーカルの息遣いも見えます。 そう、聞こえるではなく「見える」が正解のようです。とにかく、言葉で表現するのは無理です。
トーレンスとの比較でいえば、トーレンスが、画面の奥で気持ちよく歌っているのに対して、眼前で歌いかけてくれるということになるのでしょうが、
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この表現よりは、(いささか、官能的表現になりますが)「爽やかな色気のトーレンス」と「胸が張り裂けそうな、刹那さのPTFEテフロン」という言葉が、今の正直な感想です。うーん。両方とも、持ち味があり甲乙つけがたいです。(~_~)
この後、ETFEテフロンとFEPテフロンも試聴しました。それぞれ、よいケーブルですが、PTFEテフロンとの溝はかなり深いように感じました。(+_+)
実は、届いた前日に、(1コンセント1本化の)アース工事をやり直したばかりで、プリ、パワーとも別電源、別アースとなりました。これが、なければ、今回の試聴は、もっと違った結果になったかもしれません(実際、アース接地をはずして機器をつなぐと、テフロンケーブルは高域がややうるさく聞こえます。この時は、FEPテフロンが最も好バランスに聞こえました(ついでにいえば、これよりトーレンスの方がバランス良好でした)。
ちなみに、スピーカケーブルや電源ケーブルも作るぞと心に決めています。
追伸: 山崎様が、このケーブルで電源、アンプ・SPの内部配線、スピーカ
ケーブルとして、そろえていかれたのは、よくわかりました。
今回は、「ハマる」というよりは「染まった」という感じです。(^_^;)
感動の度合いが大きく、だらだらと長文になってしまい申し訳ありま
せんでした。
今回の試聴は、自分にとって大きな経験になりました。
本当に、ありがとうございます。
閑話休題。 昨日の試聴記の追加です。
BS(特にハイビジョン)で制作放映されているドラマは、セリフや自然音にも気を遣って撮ったものが多く、よく見ています。これを、今のPTFE組込みシステムで見てみると(聴いてみると)新しい発見があっていいです。役者さんが「画面(2次元)」ではなく「そこにいる(3次元)」ように感じられます。
幕間のカラスの声(同時録音らしいです)に、村の広がりと澄んだ空気を感じます。これはテレビという狭い箱に閉じ込めるよりは、スクリーンに写してやる方がよいようです。
私が、PTFEを聴いてうなったのも、どうやら、スクリーンから出てきて欲しい空気感を感じたからのようです。ここが、このケーブルの最大の特徴ですね。
もう一つご報告を忘れていましたが、今回のアース工事の際に、以前、奨めていただいたコンセント(松下のMN-1318)に変更しました。これも大成功でした。