SCA-7510KS+DALE巻線アッテネータ試聴記
埼玉の田中様より
購入目的(動機) :
寝室の枕元で聴きたい
昨年のSCA-7510発表以来皆さんのレポートを読ませて貰ってばかりでしたが、このアンプを枕元に置きヘッドフォンやSP(これも2月に買って気に入っている)で楽しもうとこの度のセールでSCA-7510KS+DALE巻線ATTを分けて貰い何とか完成までこぎつけました。この感想はSCA-7510KSを会社で組み立て聞いた感想です、自宅へはエージングが終わってからと思っています。
システムの説明
CDプレーヤ
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デンオンPMA-2000U
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スピーカー
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マーキュリーM130FA 同軸2WAY
これを片側2本入れたバスレフタイプです。このユニットはミラーフィニッシュを施したPPコーンウーファーに、ネオジウムマグネットを搭載したチタンツィーターの組み合わせで2月の半ば頃インターネットで見かけて購入した物です。見かけに反して意外とバランスも解像度も良く、何よりも聴き疲れがしない事にびっくりして気に入ってるユニットです。
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SPコード
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AWG20
試聴屋さんのフリーマーケットで購入した米軍仕様銀メッキテフロンワイヤー |
チューナー
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トリオKT-7100 (古い) |
試聴環境
仕事場(会社10坪+5坪(の中に機械が4〜5台))。SPとSCA-7510は6メートル程のコードで繋いでます。その時々によりますが3m
〜 4m位です。
感想
電源投入直後は左右のバランスが違っていて、内心ハラハラドキキドキです。
内部配線を間違えたのかな〜〜
SPコードがきちんと繋がっていないのかな〜〜
(やっぱ完成品にすれば良かったかな?)
と思いながらSP端子の配線を確認しましたがきちんと繋がっています。
やがて15分くらい経った頃には左右のバランスが取れたのか中央に音像が位置しだしたので『これがエージングの始まり』かと(だと)思い、後はCDやFMを聴きながら時間の経過を待つ事にしました。
皆さんの感想と同じになるかもしれませんが、
◎最初は高域のかすれ感と低域の不足感はわたしも感じ取れました。でもニュースを読むアナウンサーの声に附帯音がないのは良いと思っています。
◎ケースに触っても発熱が少ないので帰る時は電源を入れっぱなしで3日〜4日帰る事にしました。もちろん日中は仕事をしながら聴きっぱなし。
◎2日目あたりからでしょうか高域のかすれ感がないのに気付きました。音の荒さの様な感じも滑らかさが出て来た様です。低域も少し増してきました。
◎仕事中は機械音(油圧ポンプや高速回転のスピンドルの音)もしますが、そんな時でも以前より聴こえる情報量が多くなりました。その頃には電源を入れてから100時間を越えました。比較的静かになった帰り頃に、玉木 宏樹(ヴァイオリン)の『ミネラルミュージック(純正律音楽)』を意識してかけました。ヴァイオリンの音が明らかに『弦を張り替えた様な張りの有る音』になって聴こえますし、今までは聴いた事がなかった小音ながらパーカッションの音も聴こえました。
◎4日〜5日目頃からは段々低域が増して来るのが解る様になりました。と同時にアナウンサーやナビゲーターの附帯音も戻ってきましたが、中高域の綺麗さはそのまま保たれているので附帯音に関しては諦める事にします。
◎一週間位してから改めて何枚かのCDを掛け直してみて気が付いたのは
★近寄って聴くと左右の定位がはっきりするようになった
★少し離れると音像が広がった
★奥行き感(臨場感)を感じるようになった
★解像度が良くなって味付けとして入れたのであろう音も聴こえる
★アーティスト(クラシックもポップスも他も)の思いを余すことなく再生している様な気がします。
全体としては、ハイビジョン映像を『地上波でみていた状態』から『ハイビジョンTVで見ている』感じを徐々に体験させて頂きました。有難う御座いました。
なるべく早く自宅に持ち帰りたいが会社にも置いておきたいです。
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