出川式電源試聴記
金田式プリアンプの出川式電源化
栃木のT.K様より(2)
今回はプリアンプの電源を出川式に替えて試聴しましたので感想をお送りします。
前回同様、改造時間は、2時間程度で終わりました。改造にあたって心配な部分がありタキオン様に回路図を送り確認していただきましたので安心して配線できましたので前もって御礼申し上げます。懸念されていた出力電圧も27Vがきちんと出ました。
今回の改造プリアンプは、金田式DCアンプです。もともと音楽性のあるアンプですが、電源を第2世代の電源に変えた場合どうなるか興味深くすぐに改良しました。AMP-5511Kを変え、劇的に変化しましたが、また一歩進化しました。
試聴結果
まず感じたことは、電池式アンプの音に似てきたこと。電池式は数年確認してきましたが、透明度や音の情報量が桁違いに多いことを経験してきましたが、唯一エネルギーが足りないことが不満でした。今回この電源を投入したことにより不満な部分が解消されたように感じられます。
プリの電源を変えたことにより、変化した部分は次のようになります。
CDで再生されたジャズ演奏のベースの音が、ロン・カーターの生演奏を目の前で聞いた時のベースの響きを再現されたことです。ベースの低域の弾むような軽い胴なり音が再現されたことです。目指していた楽器の音が出てきたことはすごい進歩と言えます。またバスドラの制動の効いた低域は一層拡大されてきたように思います。
次にオーケストラを聴きました。生の音は軽やかでフワーとした低域が出ますが、今まで再生できずに欲求不満のところが、かなりイメージに近くなりました。また情報量が増え定位感が一層よくなり見通しが良くなりました。これによってオーケストラの広大なダイナミックな再現に一歩近づいたことは本当に嬉しくなりました。
全体的に実在感の増、見通しがよく、楽器の分離がよくなり、かなり満足できた結果になりました。今回の成功は今後、CDプレーヤーまで改造に影響する予感があります。
すばらしい電源の紹介ありがとうございました。
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