AS-23アッテネータ試聴記
ご機嫌です
沖縄の安次富様より
プライベートスタジオ『音無館』 運営
沖縄の音無館の安次富です。
前のPCN巻線ATTより柔らく音が太いです。
女性VOCALの艶があります、ピアノトリオのBASSの音もごきげんです。チャイコフスキーのピアノ三重奏曲イ短調 作品50は(EMI
TOCE-7072)。いつもピアノの音が不満でしたが合格です。自宅のスタジオ録音のBASSとギターはギターの音が太くてご機嫌です。
使用機器
プリ |
BP PRE-7610 |
パワー |
BP AMP-5520 V6.3 |
CDT |
LUX DP-07 |
DAC |
バードランド オデオン改造 |
スピーカー |
JBLパラゴン改造 |
試聴屋より
突然ですが、新しくAS-23というアッテネータを作りました。これは元々発売する予定ではありませんでした。AP-23よりもっと良い音がないかと考え、AP-23に使用しているのと同じPCN巻線を、もうひとまわり大きなサイズにしてみたら面白いのではないかと考え、個人的に試しに作ってみたものです。
当初は抵抗のサイズが大きいので、アッテネータに組んでもかなり大きくなることが予想されたため、一部のSATRIアンプにしか使えないと思い込んでいました。仮にできたとしても使えるアンプが限られてしまい、どのSATRIアンプにも使えるアッテネータにはならないはず、でした。
ところが、いざ作ってみるとぎりぎりですが、最も小さいPRE-7610にも入ることがわかりました。右の写真でおわかりのように、ぎりぎりですが入っています。
次の写真はAP-23とAS-23を比較したものです。
左がAP-23、右がAS-23です。AP-23と同じように同心円状に配置すると直径が大きすぎてしまうため、前後に交互に配置して直径を小さくし、さらに長さ方向もぎりぎりまで縮めてやっとこのサイズに納まっています。
音質は、安次富様の試聴記の通り、重心が下がり、安定感のある音です。AP-23ではわずかにすっきりしていた感のある低域がぶ厚くなり、中域の滑らかさと、高域の繊細さはそのままという理想的なバランスのアッテネータが出来ました。
価格は、このサイズの抵抗を使いますのでAP-23の倍になってもおかしくないのですが、できるだけ価格を抑えたいということで\125,000(税抜)、\131,250(税込)でご提供したいと考えています。今回は試作扱いで5個だけ製作致しました。ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
AS-23 大型PCN巻線抵抗使用アッテネータ
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