●試聴記投稿要領 ●銅足 ●金メッキテフロン単線 熊本の藤本様 Tochey様
●DSIX1.0 |
PRE-7610(AP-23搭載モデル)試聴記 使用機材
感想 AMP-5511にPRE-7610(AP-23付き)を接続して聴いた感想です。 最初の驚きは、音に曇りがなくとても静かなこと。音の鮮度がAMP-5511単独とは全く違いました。ピアノ、ベース、サックス、和太鼓、鐘の音・・・すべて、音の出だしから響きまでとてもリアルです。 PRE-7610試聴機が届いた日の夜、マーラーを聴きながら、途中で眠ってしまいました。小さな音で聴いていたわけではないのにです。音量を上げていってもうるさくない音、丁々発止のプレイヤーの音のやりとりが楽しめる音、そして何より、音楽そのものを楽しめる音はそうそうあるものではありません。 そんなわけで、音を気にしないで演奏そのものに集中できました。小曽根、マイルス・デイビス、小沢のブラームスは試聴を忘れてCD 1枚最後まで聴いてしまいました。本当に素晴らしい演奏で、心が熱くなりました。特に、小沢 征爾指揮サイトウキネンオケを聴いたときは、ステージから音の固まりが風のように吹いてくる感じがして、ライヴの迫力を堪能できました。 今までやや不満だった、低域の量感不足やヴァイオリンのきついところが、PRE-7610によってほぼ解消されたように思います。ただ、AMP-5511とPRE-7610とでは、デザインがちぐはぐで、見た目は良くありません。AMP-5512と組み合わせたら、見た目もバッチリだし、音もどんなだろうかという思いも出てきて・・・、困ったものです。 また、もう一台所有のマランツアンプのライン端子に繋いでみましたが、全く別物に変わりました。そこそこのアンプでも聴けるようになります。このヴァージョンの価格は約30万*1とのこと。標準仕様と音の差がどれくらいあるのかわかりませんが、オーディオのグレードアップは、プリアンプから始めるのが良いかもしれません。 *1 PRE-7610、AP-23アッテネータ、FCH10A18/FRH10A18ダイオード、SATRI-IC V4.3+V5.1テフロン搭載モデル |
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