AMP-5512試聴記
希望が湧いてきました
G44様より
使用装置
CDプレーヤー |
Apple
Power CD改
(高精度クロック換装、CR交換、リクロック、OPアンプ交換) |
アンプ |
マランツ
PM-94
(試聴前に故障。実はこれがきっかけで試聴を申し込んだ) |
SP |
SHARP製MDコンポより取り外しの品(内部ネットワーク総入れ換え、ウーファー、ツイータ供にマエストロ処理) |
使用環境でわかる通り、音楽を聞く以上に機器をいじって変化を耳で感じるのが最大の楽しみです。関連ホームページを検索し、少しでも効果のありそうな手法を見つけると試さずにはいられません。流行というものが嫌いな性分なので、長く付き合えるような製品をと探していたところ、SATRIアンプに出会いました。思い切って試聴を申し込んだところ、早くも翌日には届きびっくりしました。
諸先輩方の試聴記をじっくり読んで一通りわかったつもりになって心構えをしたと思っていたいのですが、音を出したとたん、そんなものは脆くも崩れさりました。
原盤のCDソフトは保存しておく主義なので、CD-Rに焼いたものを主に聴いています。テストのつもりで、かなり酷ですが、MP3からデコードして劣化した(はず)の音楽ファイルを自分で編集したものを再生しました。ところがどっこい今まで100回以上も重ねて聴き飽きていた曲の半分も理解していなかったのだという事実を思い知らされてしまいました。
約1/10のサイズに圧縮された時点で切り落とされたものと諦めていた余韻、ボーカルの震え、ドラムの弾む様子など、書き切れないほど多くの音楽情報が伸び伸びと再現されるではありませんか。手持ちのディスクを全部聴き直しましたが、一曲再生するたびに新しい発見があるため、もう大変です。
大体の機器には人間馴れというものがあるため、ヒヤリングも10回めを越すと疲れが出たり、感動が減ったりするのが普通です。ところが、SATRIの場合、疲れない、飽きない、最後にはとうとう眠ってしまうことが多々ありました。
今まで「ダイナミック型スピーカーを極めるにはサラリーマンの安月給では無理」と諦め、STAXのSR-001Mk2をチューンして満足していましたが、SATRIを中心に据えたシステムを前提とすることで、諦めるどころか、うまくすれば"それ以上"を目指せるかもしれない、という希望が湧いて来ました。是非、購入を検討したいと思います。ありきたりな表現しか浮かばず申し訳ありませんが、素晴らしい製品と出会う機会を与えて下さり有難うございました。
最後に1つ気になっていたことなのですが、SPだとついつい音量を上げてしまい周囲に気を使いがちです。STAXのコンデンサ型イヤースピーカーのドライバーの増幅段にSATRI回路を組み込むことは可能でしょうか? もし出来たらそれはもうスサマジイ分解能を持った再生装置が完成すると思うのですが、いかがでしょうか・・・
(試聴屋) STAX用ドライバーは歴史があり、その機種も多いので、それら全てに共通なSATRI基板を作って組み込むのは大変です。でも、SATRIアンプでSTAXが駆動できるか? 詳しくはこちらへどうぞ。
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