AMP-5512試聴記
一曲めの出だしから衝撃でした
宮城の野波様より
試聴時のシステム
CDプレーヤー |
VRDS-25(FURUTECH FI-15R,LEVITON 8215CAT、東日京三 F2.0mmの自作電源ケーブル) |
アンプ1 |
AMP-5512 |
アンプ2 |
SONY TA-F555ESL(比較アンプ) |
ケーブル |
AMP-CDは自作ピンケーブル(東日京三F2.0mm)
AMP-SPは東日京三F2.0mmを使用 |
SP |
長岡式バックロードSP D-55(FE-206S) |
試聴CD
CANTATE DOMINO/PROPRIUS
Nature Sound Gallery せせらぎ/Della
富嶽百景(ダイレクトカッティング盤)/Victor
まず、山崎様には迅速な手配をしていただきありがとうございます。
試聴の感想ですが先にお断りしておきますが、私の環境ではアースを取れなかったので試聴屋さんの推奨する環境ではなかったことを書き添えておきます。
宅急便にて送られてきたAMP-5512をとりあえずセッティングし一時間ほど通電しました。
一時間後天板を触ってみたところほのかに暖かいだけで側面に配置されている放熱フィンにおいても天板同様の暖かさであったことに軽く驚きました。まず、CANTATE DOMINOをCDにかけます。一曲目の出だしから衝撃でした。今まで手持ちのSONYのアンプではただのノイズとしてしか感じられなかった暗騒音がノイズではなく空気感のような形で出てきました。そしてパイプオルガンの出番になると明らかな差を見せ付けてくれました。明確な定位と奥行きを増した音場、中盤のコーラスとオルガンの距離感などまるでその会場で風景を見ながら聴いているような音でした。最後のコーラス、オルガン、金管と複雑に絡み合う場面でも耳に突き刺さることなく見事に分解しています。続いて、富嶽百景に切り替えます。これは、三曲目で試してみます。ここでは、太鼓がどのように聴こえるのかが気になります。大太鼓の部分では意外にもさらっとした低音が感じられました。アンプを切り替えて聞き比べたところこれは分解能の差によるものと感じました。低音の解像度が上がったために見通しがよくなり聴感上感じられないだけだと思います。
低音も申し分なく出ていることが確認されたところで、次に自然な音で確認してみます。せせらぎをCDPにセット。ここでもやはり広大な音場を確認できます。せせらぎの音とバックの鳥達のさえずりとの距離感、定位感、移動感も手に取るようにわかります。ここでオーディオテスト的な聴き方をやめいろんなCDに切り替えてみます。JAZZからJ-POP、サントラと普段なかなか聴かないものまで手を伸ばします。次々と切り替えて聴いていくうちに確信していきました。非常に良い。この値段でこのパフォーマンス。すばらしいの一言に尽きます。将来そろえるコンポーネントは決まったと確信しました。
ここまで褒めちぎっていても若干難点があります。まず、SP端子が非常に扱いづらいことです。フルレンジ、トゥイーターと分けて接続している以上、1端子に二本刺さることになるのですが口径が小さく難しかったです。また、端子はプラスティックで締め上げるようになっているのですが、プラスティックなので強く締め上げることもかないません。大口径の金属端子をつけていただけるとより良いと思います。
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