AMP-5514-SP試聴記
A/AB級切替機能を試す
千葉の高橋 征三様より
今回、高橋様が購入されたのはAMP-5514-SPに以下のオプションを搭載したモデルです。SATRI-V10と新発売のVishay金皮抵抗を使ったアッテネータAV-23の搭載に加え、純A級アンプとしては初のA/AB級切替機能を搭載しています。
※A/AB級切替機能などSATRIアンプをグレードアップしたいというご要望がありましたら試聴屋までお問い合わせ下さい。これ以外にもSATRIアンプのモノラル化、オーダーメイド、改造など随時承ります。
・SATRI-V10搭載
・AV-23アッテネータ使用
・A/AB級切替機能追加
試聴記
ボリュームをアッテネータに交換した効果でしょうか、低音の制動が良くなったようで、記憶していた音より締まった音が出ています。中高音も前回より自然な響きになった気がします。たかが抵抗一本でと半信半疑でしたが、アドバイスにしたがって本当によかったと思います。ありがとうございました。
アンプ改造をお願いした結果ですが大変満足しています。音が出るまでにA級よりAB級のほうが時間がかかりますが、A級でスイッチONして、音が出てからAB級に切り替えると短時間で安定状態になります。
音質ですが、FM放送を聞く限りA級とAB級の差はほとんど感じません。CD音源にしたとたんにはっきりと差が出ました。AB級のほうが中高音の音が軽いというより、透明感の違いが明瞭に感じられます。とくに中域の透明感の差は何なんでしょうか。高域はAB級のほうが刺激的に聞こえます。
私の使っているスピーカシステムは意外に神経質であることを経験しました。TADの標準的な2ウェイシステムのつもりでしたが、CROWNのアンプと相性が悪く、高音は歪みっぽいし低音は全く出ない、アッテネータをどう調整しても高音と低音のバランスがとれない、どうしようもないアンプだと思っていました。ところが昨日つなぎかえて、FE103と1/4波長共鳴ボックスの組み合わせでは、バランスよく音が出るうえに嫌な音も聞こえてこないことにびっくりしました。
今回、音源やスピーカの質とアンプの関係について非常によい経験をさせて頂きました。改造については息子にも教えてやろうと思います。意外にみなさん御存じないのではないでしょうか。可能ならやってみたいという需要は少なくないと思います。
2日間の経験ですが、A級よりAB級で鳴らしていた時間が圧倒的に長かったことをお伝えします。ほとんどの場合、AB級の音で満足なことを示しています。
またいろいろ御教示をお願いします。
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